p-252-28 希少なヴィンテージのサポテックラグです。 メキシコーオアハカ州のサポテコ族により作られている、平織の天然草木染の羊毛ラグ。タペテ、オアハカラグとも呼ばれています。 ナバホ族のナバホラグとルーツを共有していますが、厚みがあり強くしっかりしているのが特徴です。 オアハカ産タペテの99％が作られる、テオティトラン村では紀元前500年頃から2500年以上続く伝統的な織物。 古代メキシコ時代は、バックストラップスタイルで、綿とアガベの繊維を織っていましたが、1521年スペインがアステカ帝国を征服し、毛織物に適した羊、足踏み式の水平織機を持込み、サポテコ族が毛織物を作り始めたのがはじまりとされています。 以下の工程で丁寧に作られます。 １羊毛の汚れを洗う。 ２毛足を整える。 ３糸を紡ぐ。 ４草木染の染料を作る。青：藍、橙：マリーゴールド・豆、赤：コチニール、茶：ザクロ。染料で染め、洗い、天日干しする。 ５足踏み式水平織機を使い、白い縦糸を張り、横糸を交互に織込む。 縦糸は表面に現れず、横糸だけで表現する綴織(平織)技法で織りあげる。 ６フリンジの撚り合わせ、仕上げ。 一つのラグが完成するまで３ヶ月〜半年以上かかるようです。 サポテックラグの良さ ○天然草木染 唯一無二の色味、優しい色合い、そして、使い込むほどに味わい深さが増すのが魅力。 ○手紡ぎ糸 伝統的な手紡ぎで作られた毛糸はざっくり太く、人の絶妙な手の感覚で毛糸が紡がれ、強くしっかりとして、ふっくらざっくりとした太めの糸に仕上がります。機械紡績では作ることのできない、丈夫かで柔らかい味わい深さがあります。 ○丈夫さ 手紡ぎ糸の丈夫さに加え、織り機にかけられた縦糸に、横糸を通すたび、男性の強い力で詰めていくため、丈夫でしっかりとした織物になります。 ○歴史と伝統を受け継ぐ精神 それぞれのファミリーで、5世紀にわたり受継いだ伝統的技術を守りつつ、世界中の織物職人との交流を通じ、技やデザインを深化させています。 サイズは約56.5×118cm(内フリンジ8cm含む) 希少価値のあるサポテックラグ。 ヴィンテージものは中々お目にかかれない、さらに希少品です。 複雑な柄行、難しい曲線の入る図案、たくさんの色味、丈夫に丁寧に織り上げられた、素晴らしい職人技を感じられる一枚です。 1点ものですのでお早めに！